ペット保険|いぬとねこの保険

柴犬の保険

柴犬は日本固有の犬種で、海外でも人気の犬種です。日本国内での飼育頭数は5位(一般社団法人ジャパンケネルクラブ(以下JKC)の2016年飼育頭数ランキング)で、中型犬で分類される純血種としては、日本で最も飼育されている犬種です。柴犬も他の犬種と同じように怪我や病気になることもあり、今後の医療費を考えペット保険を選ぶ際には、犬種ごとの性格・身体的特徴・かかりやすい病気などを把握しておくことが大切です。

柴犬

性格・身体的特徴・人気の理由・飼い方

柴犬は日本犬として最もポピュラーな純血犬種で、実は特別天然記念物に指定されています。詳しく柴犬を知っていただくために、性格・身体的特徴・人気の理由・飼い方まとめました。

基本的性格

柴犬は縄文時代から飼育されてきた日本古来の犬種です。もともと狩猟犬や番犬として長く活躍してきたため、忠実で従順、さらに勇敢さ、利口さ、忍耐強さを兼ね備えています。また警戒心が強く、飼い主以外にはなつかないと言われがちですが、飼い主をはじめ信頼関係を築いた人が近くと、尻尾を振って喜ぶような可愛らしい愛嬌も持ち合わせています。好奇心も旺盛で、古くから野山を駆け回っていたことから活発で運動が大好きな犬種です。

身体的特徴

日本犬の中でも体高が低く小柄ではありますが、均整のとれたしっかりとした骨格を持ち合わせています。目安となる平均的な体重は、雄(オス)で9~11㎏、雌(メス)で7~9㎏です。被毛は短毛でダブルコートです。

体高よりも体長の方が少し長く、小さいけれど厚みのある三角形の立ち耳と「巻尾」・「差尾」と呼ばれる尻尾が特徴です。

「巻尾」はクルンと巻いた尻尾のことで、「差尾」は持ち上がっているけれど巻かずに先端が前に傾斜している尻尾のことをいいます。巻尾や差尾の形状には様々なバリエーションがあります。主な毛色は、「赤」「黒」「胡麻(赤胡麻)(黒胡麻)」「白」があります。中でも代表的な色は赤毛で、柴犬の約8割を占めると言われています。白毛については現時点で犬種としてはまだ認定されていません。

人気の理由・飼い方

もともと狩猟犬や番犬として人と長く生活をしてきた日本古来の犬種であり、性格的にもあまり手がかからないため比較的飼いやすいことが人気の理由と言えます。また近年では、柴犬の顔立ちの中でも和犬特有のキリっとした顔立ちの「キツネ顔」、くりくりとした目で柔らかい印象の「タヌキ顔」と同じ犬種の中でも雰囲気が異なるのも魅力の1つといえるでしょう。 柴犬の飼い方の注意点としては、非常に活発な犬種なので、運動量をしっかりと確保するようにしましょう。散歩を長めにする、ドッグランなどの広々とした場所で十分に運動させてあげることをおすすめします。

とても利口な犬種のため、いい加減な態度で接しているとコントロールが出来なくなります。しっかりとトレーニングを行いましょう。ただしベタベタするのはあまり好みません。適度なところで切り上げることをおすすめします。とくに警戒心が強い犬種なので、大人や子供、様々な音にも慣らすことが大切です。

また、柴犬は皮膚疾患にかかり易いため、コミュニケーションを取りながら皮膚の状態もチェックしましょう。治療するには薬を飲ませ、シャンプーも必要となります。お水が苦手な子が多くシャンプーが大変、薬も上手く飲ませることが出来ないこともあるため、社会経験を重ねることで柴犬のストレス緩和に繋けるようにしましょう。

かかりやすい病気・ケガ

柴犬は古くから日本で暮らしてきたため、日本の風土にもよく対応している犬種です。そのため病気の心配はそれほど高くないと言えますが、運動量が多いゆえの膝蓋骨脱臼、年齢を重ねていくことによる心疾患や認知症などが発症することもあります。中でもアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患は常に注意が必要です。皮膚炎は治ったと思っても完治していないケースや再発もしやすいのでしっかり治療を行うようにしましょう。


皮膚炎

特にアレルギー性皮膚炎が好発します。強いかゆみやフケが生じ、掻くことで皮膚が傷つきただれてしまいます。食べ物のアレルギーがある場合は食餌性皮膚炎、ハウスダスト、花粉、ダニ、真菌など環境にアレルギーのある場合はアトピー性皮膚炎に分類されます。


膝蓋骨脱臼

後ろ足の膝の関節のお皿(膝蓋骨)が、正常な位置から内外へはずれ脱臼した状態をいいます。先天性のケースとケガによる後天性のケースがあります。


甲状腺機能低下症

のどにある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの分泌量が低下する病気です。


認知症

近年、犬の高齢化とともに増加している病気です。脳の委縮など、加齢にともない発症が増加する傾向が多いといえます。


緑内障

眼圧の上昇により視神経と網膜に障害が生じ、一時的または永久的に視覚障害が起こる病気です。

柴犬に必要な補償内容

緑内障で「入院5日間、通院5日間、手術1回」が必要になった場合

傷病別の必要な補償内容

皮膚の病気

皮膚炎は柴犬の代表的な病気で、とくにアレルギー性皮膚炎が高頻度で起きます。再発や慢性化するケースも非常に多いため、きちんと完治させる必要があります。皮膚炎の治療ついては、通院のみの限定補償型でも問題ありませんが、再発のリスクを考慮すると、限度日数や限度回数のないペット保険が良いと言えます。また二次的なものとして細菌感染して悪化するケースもよくあるため、長期の通院治療を想定する必要があります。

関節系疾患

膝蓋骨脱臼は症状により内科的治療と外科的治療に分かれます。どちらも長期間の入院・通院が必要となり、手術を行った場合は数十万円の高額の治療費がかかるケースがあります。これらの病気への備えのためには通院・入院・手術のフルカバータイプがおすすめです。また先天性疾患・遺伝性疾患の可能性があるので補償対象外のペット保険も多いので注意が必要です。

目の病気

緑内障は柴犬に好発しやすい病気で、眼圧の上昇により視神経と網膜に障害が生じ、視覚障害が起こる病気です。症状に気付いた時点では慢性化しており、回復が難しい状態まで慢性化していること多いです。緑内障は症状により内科的治療と外科的治療に分かれます。どちらも長期的の治療が必要となり、手術を行った場合は数十万の高額な費用が掛かりケースがあるので、通院・入院・手術のフルカバータイプがおすすめです。

ペット保険の選び方のポイント

ペット保険の選び方のポイント

すべての補償を重視

皮膚炎や緑内障、甲状腺機能低下症などの起こりやすい病気の備えは勿論、それ以外の病気やケガなどにも備える場合は、通院・入院・手術に大きな補償で対応するプラチナプランがおすすめです。

通院などの少額補償を重視

頻度の低い高額診療は貯金などで備え、皮膚炎や甲状腺機能低下症などの備えとして通院補償のみの保険でもよいと言えます。その場合はゴールドプランがおすすめです。

手術などの高額補償を重視

緑内障など、健康でも高額診療費が発生する手術に備える場合は、手術特化型のパールプランがおすすめです。

年齢ごとの病気・ケガの注意点まとめ

子犬(0-1歳)

この時期にまず気をつけたいのは、親から感染するケースもある回虫などの消化管内寄生虫症です。子犬の時期はとくに活発なのでドックランなどに行く機会が多いと思いますが、汚染された土壌から感染するケースもあるので、整備された清潔な場所を選ぶようにしましょう。

他にも「GM1ガングリオシドーシス」という遺伝性疾患がこの時期柴犬に好発すると言われています。発症するのは生後5~6ヶ月齢で、症状としては、脳をはじめ全身の臓器に異常が生じ歩行不能、四肢の緊張性硬直、直立不能、角膜の混濁による視覚の障害がみられます。残念ながら治療法がないため、子犬を迎える際にはどのようなブリーダーから迎えるのかしっかりと確認してから選ぶようにしましょう。

成犬(1歳- 6歳)

この時期より皮膚炎が好発しやすくなります。柴犬に多く認められるアトピー性皮膚炎は再発もしやすいので発症したらしっかりと治療を行いましょう。

一般的にアトピー性皮膚炎の80%が3歳頃までに発症すると言われていますが、気づかないことが多いため徐々に重症化するケースが多いです。耳や眼の周り、関節の内側や四肢の付け根が発症しやすい部位なので、短時間でいいので日々のブラッシングや帰宅時は湿らせたタオルで拭きとるなど注意してケアするようにしましょう。

老犬(7歳以降)

この時期は甲状腺機能低下症や緑内障・白内障などの老齢による目の疾患、日本犬で多く見られる認知症が好発しやすいです。甲状腺機能低下症は症状として被毛が薄くなる、脱毛などがみられるため、一見皮膚炎と間違えやすいので要注意です。重症化すると意識障害など起こるケースもあるので、予防として毎年の定期健診は必ず行うようにしましょう。また認知症については、もともと好奇心旺盛な犬種であるため、年齢を重ねても外に出る機会を減らさないなど、常に刺激を与えてあげることが大切です。