ペット保険|いぬとねこの保険

スコティッシュフォールドの保険

スコティッシュフォールドは、突然変異により誕生した猫種で、品種としての歴史は他の猫種と比べて浅いです。しかし特長的な折れている耳と愛らしい姿、人懐っこい性格ゆえ最も人気の高い純血猫種となりました。
スコティッシュフォールドも他の猫種と同じように怪我や病気になることもあり、今後の医療費を考えペット保険を選ぶ際には、猫種ごとの性格・身体的特徴・かかりやすい病気などを把握しておくことが大切です。

スコティッシュフォールド

性格・身体的特徴・人気の理由・飼い方

前述のとおり、イギリスのスコットランドにて、突然変異で誕生した1匹の折れ耳猫から始まりました。歴史が浅いゆえ近親交配が多くなされてきた猫種です。より詳しくスコティッシュフォールドを知っていただくために、性格・身体的特長・人気の理由・飼い方をまとめてみました。

基本的性格

スコティッシュフォールドの始まりとなった猫の性格が、人懐っこく賢く愛らしい性質であったため、今日でもその気質を引き継いでいます。そのため、とても穏やかで、子供や他の同居動物とも比較的上手く生活ができます。好奇心も強く遊び好きで甘えん坊です。相手にしてもらえないとストレスを感じてしまいますが、甘やかしすぎには注意しましょう。

身体的特徴

最大の特長である折れた耳は、生後3週間~1ヶ月すると折れてきます。しかし中には耳が立ち上がったままのケースもあります。遺伝的に耳が折れるのは全体の約3割強と言われています。体格はがっしりとしており、雄(オス)で3.0㎏~6.0㎏、雌(メス)で2.5㎏~4.9㎏が平均体重です。被毛は長毛と短毛の2種類がいます。長毛・短毛ともに非常に多くの毛色とパターンがあります。単色では、白・黒・レッド・クリームなどが挙げられます。

人気の理由・飼い方

人気の理由としてまず挙げられるのが、まん丸の顔に、折れた耳の愛らしい姿でしょう。また性格も甘えん坊に人懐っこく穏やかなため、他の動物とも比較的仲良く暮らせるといえます。あまり鳴く事もなく、運動量もあまり多くないためマンションなどの集合住宅でも比較的飼いやす品種です。
スコティッシュフォールドの飼い方の注意点としては肥満です。肥満になると骨や関節の負担がかかります。去勢・避妊後は食欲増加のケースが多いので注意しましょう。スコティッシュフォールドに多く見られる関節の遺伝性疾患もあるのであまり負荷をかけないようにしましょう。遊ぶ時もキャットタワーに階段をつけるなど、負担を軽くする環境づくりを心掛けましょう。

また折れ耳の場合は、通気性が良くないため耳に炎症が起きやすいです。耳を触られるのことが苦手な猫が多く掃除は難しいため、動物病院で定期的にチェックしてもらいましょう。

かかりやすい病気・ケガ

スコティッシュフォールドは歴史が浅く、それゆえ近親交配を多くされてきました。そのため残念ながら病気にかかりやすい猫種です。 特徴的な垂れ耳には、遺伝性骨形成異常の遺伝子が含まれているため、骨軟骨形成異常が好発します。また内蔵奇形を含む内臓疾患も多く、遺伝的形質が原因と考えられています。よくスコ座りと呼ばれるスコティッシュフォールド特有の手足を投げ出したような座り方をするのも、遺伝性疾患による痛みを軽減するためではないかと言われています。また、垂れ耳の場合は耳が蒸れやいため外耳炎なども発症しやすいので注意しましょう。


骨軟骨形成異常

耳折れや短足の猫にみられる遺伝性疾患で、主に手首・足首の関節、膝に骨でできたこぶ(骨瘤)が形成される病気です。骨瘤が神経を圧迫するため痛みが生じ歩行困難などの症状が見られます。


外耳炎

折れ耳は通気性が悪いため湿気がこもり耳垢や細菌が繁殖しやすいため外耳炎になりやすい形状の耳です。頭をしきりに振る、耳を頻繁に掻く、頭を床や壁に擦り付けるといった仕草がみられ、耳が臭い、耳垢が多い、外耳や耳介が腫れるなどの症状が見られます。また耳ダニ感染症も起こりやすいです。黒っぽいワックス状の耳垢が生じ激しいかゆみが起こります。


肥大型心筋症

主に左心室の心筋が内側に向かって肥大し、心室の拡張機能に障害が起こる疾患です。拡張障害により肺から心臓への血液循環が悪くなるため、進行すると心不全や心臓内で血栓ができやすくなり、二次的に他の疾患を引き起こします。


尿路結石症(尿石症)

スコティッシュフォールドに限らず猫全般に起きる疾患で、腎臓、尿管、膀胱、尿道の広い範囲で結石や結晶ができる疾患です。


多発性嚢胞腎

遺伝性の疾患と考えられており、腎臓に3個以上の嚢胞がある場合を多発性嚢胞腎と呼んでいます。嚢胞が腎臓を圧迫する事で、正常な腎臓組織が減り腎不全を起こし、命を失う可能性がある病気です。

スコティッシュフォールドに必要な補償内容

尿石症で「入院6日間、通院5日間、手術1回」が必要になった場合

傷病別の必要な補償内容

筋骨格系疾患

骨軟骨形成異常の治療は、主に内科的治療と外科的治療に分かれます。どちらも長期的な治療が必要となり、手術の場合は数十万という高額な治療費がかかるケースもあります。これらの病気への備えのためには通院・入院・手術のフルカバータイプがおすすめです。また遺伝性疾患の可能性が高いこの疾患は補償対象外のペット保険も多いので注意が必要です。

耳の病気

細菌感染や耳ダニによって起こる外耳炎はスコティッシュフォールドの代表的な病気です。とくにたれ耳の個体は蒸れやすくかかりやすいです。症状が改善しても再発するケースも多いため、きちんと完治させる必要があります。外耳炎については、通院のみの限定補償型でも問題ありませんが、再発のリスクを考慮すると、限度日数や限度回数のないペット保険が良いと言えます。

泌尿器系疾患

尿石症は主に内科的治療と外科的治療に分かれます。どちらも長期的な通院・投薬治療が必要となり、重篤化し手術となった場合は数十万という高額な治療費がかかるケースもあります。再発する可能性も非常に高く、結石までに至らなくとも結晶が生じる可能性もあります。また腎臓に関わる病気もかかりやすいため、これらの病気への備えのためには通院・入院・手術のフルカバータイプで限度日数や限度回数のないペット保険がおすすめです。

ペット保険の選び方のポイント

ペット保険の選び方のポイント

肥満にならないような体重管理ができれば、基本的には健康なスコティッシュフォールドですが、ペット保険選びにおいては、飼い主さんのライフスタイルや経済力にあったものを選ぶことが大切です。

すべての補償を重視

外耳炎、尿石症などのスコティッシュフォールドがなりやすい病気やケガなどの備えは勿論、それ以外の病気などにも備える場合は、通院・入院・手術に大きな補償で対応するプラチナプランがおすすめです。

通院などの少額補償を重視

頻度の低い高額診療は貯金などで備え、頻発する外耳炎などの備えとして通院補償のみの保険でもよいと言えます。その場合はゴールドプランがおすすめです。

手術などの高額補償を重視

高額診療費が発生する尿結石の手術や万が一の内臓疾患などの大きな病気での手術に備える場合は、手術特化型のパールプランがおすすめです。

年齢ごとの病気・ケガの注意点まとめ

子猫(0-1歳)

この時期にまず気をつけたいのは、骨軟骨形成異常や多発性嚢胞腎などの遺伝性疾患です。残念ながら完治は難しいですが、早期発見・治療につなげるためにも定期的に病院で検診をしてもらいましょう。発症しやすいのは折れ耳と言われていますが、立ち耳もこれらの遺伝性疾患が発症する可能性はありますので注意しましょう。スコテッシュフォールド独特の仕草で足を前に投げ出して座る「スコ座り」はかわいらしいのですが、実は関節の痛みからあのような態勢をとっているともいわれています。

また、子猫を迎える際、どのような所から迎えるのか評判などもよく調べた上で選ぶことをお勧めします。

成猫(1歳- 6歳)

折れ耳は通気性が悪く湿気がこもるため、耳垢や細菌が繁殖しやすく外耳炎にかかりやすいです。頭をしきりに振り床や壁に擦り付ける、耳を頻繁に掻くといった仕草が見られ、耳が臭い、耳垢が多い、外耳や耳介の腫れなどの症状が起こります。猫は耳を触られることが苦手なケースが多いため自宅でのケアは中々難しいかもしれません。予防のためにも定期的に病院でケアしてもらうのもおすすめです。また猫に多い尿石症にも注意が必要です。トイレの様子を観察し、いつもと異なる行動がないかチェックしましょう。

老猫(7歳以降)

年齢を重ねてくると心臓が弱るため関節同様、負担を最小限にできるような生活を心がけましょう。とくに肥大型心筋症は若い時も発症することもありますが、この時期にも発症しうる遺伝性疾患です。早期発見・治療につなげるためにも定期的に動物病院で検診を受けるようにしましょう。また肥満にならないよう、食事コントロールをしっかり行うことも大切です。